システム開発の外注・受託開発の費用相場はいくら?内訳と抑えるコツを解説
業務システムの開発を外部の会社に依頼しようと考えたとき、多くの担当者がまず気になるのが「システム開発を外注すると費用の相場はどれくらいか」という点です。システムの種類や規模、依頼する開発会社によって金額は大きく変わるため、事前に相場感を知っておくことは、適正な見積もりを見極めるうえで欠かせません。
本記事では、システム開発・受託開発を外注する際の費用相場や内訳、費用を左右する要因、そしてコストを抑えるための具体的な工夫について解説します。あわせて、外注先を選ぶ際に押さえておきたいポイントも紹介するので、これからシステム開発を外注しようと検討している方はぜひ参考にしてください。
システム開発の外注費用の内訳
システム開発の外注費用は、大きく「人件費」と「諸経費」の2つから構成されます。
システム開発費用 = 人件費(人月単価 × 人数 × 期間) + 諸経費
人件費は費用全体の大半を占める要素です。プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマーなど、開発に関わるスタッフの単価と人数、稼働期間を掛け合わせて算出されます。エンジニア1人が1ヶ月稼働した場合 の単価を「人月単価」と呼び、この人月単価をもとに全体の人件費を見積もるのが一般的な計算方法です。
諸経費には、ソフトウェアのライセンス費用やサーバー・データベースの利用料、開発環境の整備費などが含まれます。人件費に比べると割合は小さいものの、システムの規模が大きくなるほど諸経費も増加する傾向があります。
見積もりを受け取った際に金額の根拠がわかりにくい場合は、人件費と諸経費のどちらにどの程度のコストがかかっているのか、開発会社に内訳を確認してみるとよいでしょう。
種類別に見るシステム開発・受託開発の費用相場
システム開発の外注費用は、開発するシステムの種類によって相場が大きく異なります。代表的なシステムの費用感を紹介します。
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基幹システム・業務支援システム:数万円~数千万円程度
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ECサイト:100万円~1,000万円程度
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CMS(コンテンツ管理システム):40万円~400万円程度
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予約システム:50万円~500万円程度
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マッチングシステム:300万円~1,000万円以上
基幹システムや業務支援システムは、既存ツールの導入であれば数万円~数十万円程度に収まることもありますが、フルスクラッチで独自開発する場合は数百万円から数千万円規模になることも珍しくありません。ECサイトやCMSも、既存の仕組みを活用するか、独自機能を組み込むかによって費用が大きく変動します。
いずれのシステムも、あくまで一般的な目安であり、実際の費用は要件や機能の数、開発規模によって上下する点に留意しておきましょう。
外注費用に影響する3つの要因
システム開発の外注費用がなぜこれほど幅広くなるのか、主な要因を3つの観点から見ていきます。
開発手法
既存のクラウドサービスやパッケージ、ローコード・ノーコードツールを活用する方法は、短期間・低コストで導入できる一方、カスタマイズの自由度には制限が あります。反対に、要件に応じて一から作り上げるフルスクラッチ開発は、独自性の高いシステムを構築できますが、費用と開発期間はどうしても大きくなります。自社の業務にどこまで独自性が必要かを見極めることが、開発手法選びの第一歩です。
実装する機能の数と複雑さ
ログイン機能、決済機能、データ集計・分析機能など、実装する機能が増えるほど開発工数も増え、費用が上がります。本当に必要な機能かどうかを精査し、優先順位をつけて要件を整理することが、無駄なコストを避けるポイントです。
開発規模(人数・期間)
外注費用は基本的に「人月単価 × 人数 × 期間」で算出されるため、開発に関わる人数が多く、期間が長くなるほど費用は増加します。大規模なプロジェクトほど進行管理の負荷も上がるため、その分のコストも織り込んで予算を検討する必要があります。
システム開発の外注費用を抑える方法
予算に制約がある場合、以下のような工夫でコストを抑えられる可能性があります。
要件を詳細に定義する
解決したい課題や必要な機能を具体的に固めておくことで、後からの大幅な修正による追加費用を防げます。
内製化できる部分を見つける
運用・保守フェーズなど、自社で対応できる工程を切り分けることで、外注範囲を絞り込みコストを抑えられます。ノーコード・ローコードツールを活用すれば、プログラミングの専門知識がなくても一定範囲のシステムを自社で構築・運用できる場合があります。
複数の会社に見積もりを依頼する
相見積もりを取ることで費用の妥当性を判断しやすくなります。金額だけでなく、対応範囲やサポート体制も含めて比較することが大切です。
補助金・助成金の活用を検討する
システム開発に利用できる補助金・助成金制度が用意されている場合があります。申請には準備期間が必要なため、早めに情報収集を始めましょう。
外注先を選ぶ際に確認したいポイント
費用相場を把握したうえで、実際に外注先を選定する際は、金額だけで判断せず以下の観点も確認しておくと安心です。
似た開発実績があるか
業務システム、Webサービスなど、開発会社ごとに得意分野は異なります。自社が依頼したい内容に近い実績があるかを確認しましょう。
対応できる範囲
要件定義から設計、開発、テスト、運用・保守まで、どこまで一貫して依頼できるかを事前に確かめておくことが重要です。
保守・運用費用の考慮
初期の開発費だけでなく、リリース後の保守・運用にかかる継続的なコストも見積もりに含めて比較しましょう。
コミュニケーションの取りやすさ
要望や課題を丁寧にヒアリングし、わかりやすく説明してくれる担当者かどうかも、プロジェクトの成否を左右する重要な要素です。
特に中小企業の場合、社内にIT専門の人材がいないケースも多く、「何を基準に外注先を選べばよいかわからない」という声も少なくありません。そうした場合は、ITコーディネータなど専門資格を持つ担当者が要件整理から費用感の説明まで対応してくれる会社に相談するのも一つの方法です。
VBA・Access刷新やローコード内製化支援まで対応する会社もある
システム開発の外注先は、大手のシステムインテグレーターだけでなく、地域に根差した中小規模の開発会社という選択肢もあります。長野県を拠点に全国対応している株式会社エイシステムデザインでは、販売管理・在庫管理・勤怠管理といった業務システムの設計から開発・保守までを一貫して手がけています。
VBAやAccessで構築された既存の業務システムのリプレイスやWebアプリ化にも対応しており、「古いシステムをどう引き継げばよいかわからない」といった悩みにも対応可能です。また、ローコード・ノーコードツールを活用したシステムの内製化支援や、現状の課題をヒアリングしたうえで行うシステム運用診断サービスも提供しており、ITコーディネータ資格を持つ担当者が要件整理から費用感の説明まで丁寧に対応してくれる点も特徴です。長野県内はもちろん、オンラインで全国のお客様に対応しているため、「システム開発の外注先を東京や地方問わず探したい」という場合の相談先としても選択肢に入れておくとよいでしょう。
このように、外注先を検討する際は、費用相場を踏まえたうえで、自社の課題や既存システムの状況に合わせて柔軟に対応してくれる会社を選ぶことが、失敗しない外注につながります。
まとめ
システム開発・受託開発の外注費用は、システムの種類や規模、開発手法、実装する機能の数によって数十万円から数千万円まで大きく変動します。まずは自社が開発したいシステムの要件を明確にし、複数の開発会社から見積もりを取って比較することが、適正な費用で外注先を選ぶための基本です。
また、費用だけでなく、開発実績や対応範囲、保守・運用体制、コミュニケーションの取りやすさといった観点も含めて外注先を検討することで、長期的に安心して付き合えるパートナーを見つけやすくなります。既存のVBA・Accessシステムの刷新や内製化支援まで相談したい場合は、そうした対応に強みを持つ開発会社に相談してみるのもおすすめです。
